2026/09/07 03:48
メガプラウンの使い方:サイズ別ジグヘッドウェイト早見表
迷ったら、4インチに14g(1/2oz)です。東京湾のボートでも、サーフでも、まずこの組み合わせから始めると良いです。
そこから先は「水深」と「潮の速さ」で重さを上下させます。ワームのサイズはアピールと吸い込みやすさを決めるもので、重さを決めるのはあくまで釣り場です。この2つを切り分けて考えると、ジグヘッド選びで迷わなくなります。
メガプラウンを日本に持ってきてから、僕が一番多く受けた質問がこれでした。年間400〜500本のマゴチを釣る中で落ち着いた目安を、表にまとめます。
早見表(サイズ × 釣り場)

ozで選ぶ方は、1/8oz=3.5g、1/4oz=7g、3/8oz=10.5g、1/2oz=14g、3/4oz=21g、1oz=28g、1.5oz=42gで読み替えてください。
範囲を広めに書いています。同じ水深でも、潮の速さ、風、ラインの太さ、船の流れ方で必要な重さは倍近く変わるからです。まず範囲の真ん中あたりから始めて、底が取れなければ重く、着底が早すぎて魚に見せる時間がないと感じたら軽くしてください。THE SAND で一番売れている組み合わせは「4インチに14g」で、東京湾のボートでもサーフでも、ここから始めれば大きく外しません。
原則は「ボトムが取れる範囲で、できるだけ軽く」です。重すぎるとエラストマー特有のフワッとした動きが死にます。軽すぎると底が取れません。迷ったら軽い方を選んで、底が取れなくなった時だけ1段階重くする、で十分です。
釣り場ごとの補足
堤防・河口・港内(水深1〜3m)。 僕がよく使うのは3.5〜7gの軽量ヘッドで、3インチか4インチを合わせます。この水深で14gを付けると着底が早すぎて、魚に見せる時間がなくなります。潮が緩い時は3.5gまで落として、フォールをゆっくり見せた方がアタリが増えます。
サーフ(水深5m前後)。 真ん中の帯にあたる10.5〜14gが、飛距離とボトム感知のバランスが取れる重さです。遠投して広く探りたい時は14g、波打ち際の近くを丁寧にやる時は10.5gにします。ここから5インチが選択肢に入ります。きれいに水平フォールするサイズで、ユーザーさんからはマゴチよりヒラメの報告が多く届いています。
ボート(東京湾・伊勢湾)。 実際によく使うのは14〜35gです。船が流されている速さと水深で決めます。東京湾の水深10m前後で潮が普通なら14〜21g、潮が速い時や20mを超える時は28〜35g、それでも底が取れない時だけ42〜50gまで上げます。ボートはジグヘッドリグ一択で構いません。オフセットに替えるのは、根の上を流す時だけです。
フックサイズの目安
ジグヘッドは重さだけでなく、フックのサイズも合わせる必要があります。エラストマーは肉厚なので、フックが小さいと針先がワームの中に埋もれてフッキングしません。

メーカー(Irukandji Tackle)の公式推奨は、4インチが#3/0、5インチが#5/0です。国内で手に入りやすいジグヘッドは#3/0までのものが多いので、4インチまでは選択肢が広く、5インチ以上は対応するヘッドを選ぶ必要があります。
おすすめのジグヘッド
Iron Claw HDジグヘッド。 THE SANDで扱っている、メガプラウンのために選んだヘッドです。3/8oz(10.5g)・1/2oz(14g)・3/4oz(21g)の3ウェイトで、フックは全て#3/0。鍛造シャンクなので、マゴチの硬い顎に負けません。ヘッド形状のおかげでボトム感知がはっきりしていて、初めてメガプラウンを使う方には、まずこれと4インチの組み合わせをおすすめしています。
ValleyHill ベイドライブ系。 メガプラウンと一緒に買っていかれる方が多いヘッドです。錆びにくく、価格も手頃で、ワインドアクションをやりたい方にはこちらが向いています。
セットするときのコツ
エラストマーはPVCワームより弾力があるので、最初は少し刺しにくく感じるかもしれません。コツは、頭の中心にフックポイントを当てて、ワームの背中の線をなぞるようにまっすぐ通すことです。曲がって刺さったら、抜いてやり直してください。PVCと違って、2〜3回刺し直しても千切れたり穴が広がったりしません。
動かし方は3つだけ
重さが合っていれば、動かし方は難しくありません。僕が使っているのは3つです。
- トゥイッチで3回前後しゃくる。エビが跳ねて逃げる動きで、魚に気づかせます
- 強めのボトムバンプを1回。底からグンと跳ね上げてストンと落とし、リアクションで食わせます
- ただ巻き1〜2回。何もしないのが一番効く日もあります
3つを連続でやるコンボではなく、その日の反応を見ながら使い分けます。共通するコツは、ボトムから50cm以上離さないことです。マゴチは底にべったり付いている魚なので、レンジさえ守ればただ巻きとズル引きだけでも釣れます。
アクションの詳しい解説とカラーの選び方は、メガプラウン完全ガイドにまとめています。
保管は普通のワームと違います
これだけは守ってください。メガプラウンはエラストマー素材なので、PVC(塩ビ)のワームと同じケースに入れると溶着や変色の原因になります。購入時のパッケージか、ジップロックのようなチャック付き袋で個別に保管してください。ワームオイルも素材を傷める可能性があるので塗らないでください。
正規品はTHE SANDで
メガプラウンは、オーストラリアのIrukandji Tackle社が作っているルアーで、日本ではTHE SANDが総代理店として販売しています。
国内には、形だけ似せた安価な模倣品も出回っています。手に取って比べると、違いは3つあります。
ひとつは金型です。正規品は本物のエビを型取りしたレベルで、脚や触角、腹節の一本一本まで再現されています。模倣品は金型が粗く、細部が潰れていて、水中で見た時のシルエットが別物になります。
ふたつめは素材です。正規品の素材は、Irukandji社が独自に配合した「Immortal」TPEコンパウンドで作られています。エラストマー特有の柔らかさと弾力があるので、ボトムで自発的にフワッと動き、フグに噛まれても千切れにくい。模倣品は素材が硬めで張りがあり、同じジグヘッドを付けても動きが出にくく、数匹釣ると裂けてくるものが多いです。
みっつめはカラーリングです。正規品は、単色で成形したボディに、最後は職人が一本ずつ手で塗って仕上げています。だから同じカラーでも1本ごとに表情が少しずつ違い、光の当たり方で本物のエビのような透け感が出ます。模倣品のほとんどは成形時の一色か、印刷で模様を乗せたものです。
値段だけを見ると模倣品の方が安いのですが、1本で何十匹も釣れる耐久性と、釣れる動きまで含めて考えると、僕は正規品を選ぶ理由しかないと思っています。この記事の重さとフックサイズの目安も、正規品のメガプラウンの重量と素材を前提にしています。模倣品は同じサイズ表記でも重さと硬さが違うので、この表の通りに動くとは限りません。
- メガプラウン 3インチ
- メガプラウン 4インチ
- メガプラウン 5インチ
- Iron Claw HDジグヘッド
全国の取扱釣具店は取扱店一覧にまとめています。
よくある質問
メガプラウンのジグヘッドは何グラムがいいですか?
4インチなら14g(1/2oz)から始めてください。堤防や河口の浅場なら3.5〜10g、サーフなら7〜18g、ボートなら10〜42gが目安です。底が取れる範囲で一番軽いものを選びます。
3インチと4インチ、最初に買うならどちらですか?
4インチです。マゴチもシーバスも狙える標準サイズで、THE SANDの販売本数でも半分強を占めています。堤防や港内の浅場が中心なら3インチから入ってもよいです。
5インチはマゴチに大きすぎませんか?
大きすぎません。手に取ると大きく感じますが、水平フォールがきれいで、大型のマゴチとヒラメを狙う時に効きます。#5/0のジグヘッドが必要な点だけ注意してください。
エラストマーは硬くて刺しにくいと聞きました。
PVCより弾力がある分、最初は刺しにくく感じます。頭の中心から背中の線に沿ってまっすぐ通せば問題ありません。刺し直しても千切れないのがエラストマーの利点です。
